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ー花を愛でる花アート展ー



左:リチャード・スペア「百合の香り」
中:サラ・ローゼン「UNTITLE」
右:ジョアン・アイザック「freesia vase coffee in the studio」
あたたかな色使いで、草花の細部まで美しく描くジョアン・アイザック氏。ベルベットの様な質感を感じさせるドライポイントの技法で花々を描くリチャード・スペア氏。最も古典的な絵画技法である蜜蝋画で、柔らかに花や果物を描くサラ・ローゼン氏。
本展では花を愛で花を描く三作家の作品を展示販売いたします。美しい花々の作品群を是非ご高覧ください。
会場SNS
電話番号
地 図
会 場
日 程
展覧会名
花を愛でる花アート展
2022/3/2(水)~3/15(火)
新宿伊勢丹本館 6F アート&フレーム
03-5379-2094

リチャード・スペア
Richard Spare
《作家略歴》
1951年、英国生まれ。
版画の摺り師として第一人者のスペアはこれまでデビッド・ホックニー、ジム・ダイン、ハワード・ホジキンなどの作品の制作を手がける。一方、卓越した技術を駆使して自らの版画制作にも力を注いでいる。
2015年 ロイヤル・アカデミー・オブ・アートのサマー展覧会へ参加。
ロイヤル・アカデミー・オブ・ヨークシャーの展覧会へ参加。
デボン州、バイドフォードのバートンギャラリーアンドミュージアム
にて展覧会開催。
2016年 「The Original Print Show」「The Discerning Eye Exhibition」
「The Masters」へ作品がフィーチャされる。
2017年 ケンブリッジ・コンテンポラリー・アートにて個展を開催。

ジョアン・アイザック
Joanne Isaac
《作家略歴》
アメリカ出身。版画家。芸術一家に育ち、パーソンズ・スクール・オブ・アートとイエー ル・スクール・オブ・ファインアートに学ぶ。イエール在学中に当時法学部の学生であったチャールズ・アイザッ ク氏と知り合い、結婚。氏の作品はイメージの制作から銅版の彫り、プリントまで全工程を 一人で行っており伝統的な技法を守り伝える姿は作品の魅力のひとつとなっている。
1983年ユニセフカードに5つ の花の作品「バイオレット(すみれ)」「ラッパ水 仙」「チオノドクサ」「ヒヤシンス」「チューリップ」が選ばれ、ユニセフのニューヨークオフィスやパリの大使館などのアメリカ各地、また、ヨーロッパ各地で展覧会が行われた。
親日家としても知られ、日本では10年以上にわたり各地で展 覧会、サイン会を開催。引退表明後の2014~15年の来日展では多くのファンが 集まり、その人気を不動のものとした。2017年11月永眠。
サラ・ローゼン
Sara Rosen
《作家略歴》
1960年ポーランド・ワルシャワに生まれる。
幼少期より学校及び地域の美術クラス、そしてバレエの稽古に熱心に参加する。静物画を中心に制作活動を始め、色のバランスや構図の取り方を学んでいく。19歳の時にカナダに移住し、英語と新しい環境に格闘しながらも本格的に絵画の制作を始める。蜜蝋画は最も古典的な絵画技法の1つで、その昔まだ人々が洞窟に住んでいた時代には蜂の巣から摂取した蝋を花粉を混ぜて絵の具代わりにしていたとも言われている。ローゼンは蜂の蝋と人口の蝋を混ぜたものを使用しており、その独特の絵具が、作品にみられるような重みのある質感を作り出している。柔らかに描かれた花々、数個配置されただけのシンプルな果実、そして抽象的に塗られた背景という組み合わせは、現実と非日常的にちょうど中間のような不思議な空間を生み出している。
現在、ローゼンの作品は、ヨーロッパ、カナダ、そしてアメリカ国内の個人宅や企業のギャラリーに所蔵されている。