TIPS

ジクレーって何?

ジクレーはデジタル・リトグラフとも言われ、最新のコンピュータ技術を用いた版画技法です。

「ジクレー」とはフランス語で「インクの吹き付け」を意味し、リトグラフやシルクスクリーン版画と違い、版を用いずに刷り上げるのが特徴です。

 

 作家が制作した原画の画像をデジタルに変換し、スクリーンを使用せずダイレクトにインクを版画紙やキャンバスに吹き付けます。約200年の耐光性があるといわれている顔料系インクや、高級ドイツ製版画用紙を使用することによって、より原画の再現性に優れた仕上がりを得られます。色彩の発色が美しく、鮮やかな表現を持つ高品質の版画です。

ポスター印刷と違い、作家自身が監修を行いプリント工房と共同で作り上げる、原画とは違った形態の【もう一つの作品】といえるでしょう。

 

Q&A
●印刷ではないか?
ジクレーは、従来のプリンターとは異なり、ジクレー専用のインクジェットで出力し、オペレーターは質感を忠実に再現する為に、何度も色彩調整をしています。版画は近年デジタル化に進んでいて、ジクレーは従来のアナログな版画技法から進歩した技法です。

 

●色は変わらないの?
年月を経て色が変化するという事はありません。ジクレーは、200年褪色することが無いと実験データが得られていますし、紙も酸化しにくいドイツの版画紙を使っているので心配はいりません。                  
              
●他の版画と比べてどうして安いの?
ジクレーは、銅版画やリトグラフの様に刷り師が刷るものではなく、オペレーターが出力再現し、何度も照合して最終照合が出来たらそのデータをもとに出力しますので他の版画よりもお買い求めやすくなっています。
                   
●ジクレーは美術品としての市場価値はあるの?
ジクレーは、オリジナルを元に復刻版画としてオリジナルの感動を自宅で楽しむために作られた版画ですが、絶版になって入手困難になった場合、市場価値が出る事があります。

その他の記事